2018年12月9日日曜日

筆圧カスタムブラシの更新、バージョン0.21。

筆圧カスタムブラシを更新しました。今回は、customPressure.bsの線の入り部分を変更しました。スナップした時の不自然さをごまかすためです。

変更した経緯は、スナップした時に線幅の変化が途切れてしまうようになったことです。方向を決定した以降、リセットして線を引く直すことが原因のようです。データを保持してくれたらなあと思うのですが、変に線が曲がる点が解消できる恩恵のほうが大きいです。そのため、ごまかす程度の足掻きとなりました。この変更で入りの部分が短くなりましたが、設定しやすくなったかもしれません。

最後に、ダウンロードは以下のリンクからです。

customPressure_v021.zip

2018年7月20日金曜日

コーナリングブラシを作りました。

新しく、コーナリングブラシを作りました。曲線的に引けば引くほど間隔が詰まり、直線的に引くと間隔が変わらないブラシです。例えば、ペンを慎重に動かすときは、曲線を引くことが多く、逆にペンを勢いで動かすときは、直線を引くことが多いので、割と自然な感覚で線のかすれを表現できるかもしれません。

今回は、ブラシ先にSVG2BSで変換したものを利用しているので、ブラシ先を交換すれば、より良いものが出来上がる可能性があります。改めて、SVG2BSの有難みを感じました。ちなみに、私が用意したのは、下の画像のような、網目模様と罫線模様のものです。

実際にどのような線が描けるかは、試し書きした下の画像を参考にしてください。ブラシスクリプトだけで描いたものではないですが、上のブラシ先を使用しています。また参考画像は、1枚目が粗目の紙でこすらせた鉛筆、2枚目が筆ペンみたいなものです。

最後に、ダウンロードは下のリンクからです。網目模様だけですが、ビットマップブラシの設定ファイルもおまけに置いておきます。

追記: 最初に提示した網目模様と罫線模様の画像は、保存して使用するのは自由です。

2018年5月25日金曜日

パステル風ブラシを更新、バージョン0.2。

パステル風ブラシを更新しました。今回の変更点は、混色できるようなったことです。

筆圧によって、キャンバスから拾った色との混ざり具合が変化します。筆圧が最大のときに混ざらず前景色となるので、色を置くことができます。逆に、最小のときに最も混ざるので、色を馴染ませることができます。色伸びは固定しているので、混ざり具合のみを筆圧でコントロールする形になります。

このように、混色は割と簡易的になっているので、細かい調整はできません。 したがって、スクリプトを直接編集するしかありませんが、以下の変数の値を変更すれば、混色の筆圧調整するのは可能です。

mixPressLv=8-6*(1-math.min(bs_width(), 20)/20)

mixPressLvは、スクリプトの55行目付近にあります。 値が大きくなるほど、筆圧の差が極端になりますので、柔らかめにしたい場合は、数値を下げてみてください。 8の後にある、"-6*(1-math.min(bs_width(), 20)/20)"は、ブラシ幅が小さいときの調整分です。 描き込むときに色が乗せにくいと感じた為ですが、 効果が微妙だったら消してください。

そして、ブラシの透明度が0か1(%)のときは、拾った色のみで描画され、色がついていない状態で混ぜたり、伸ばしたりできます。 このときの透明度は、p_透明度(p_alpha)のパラメータで変更が可能であり、100(%)になるほど透明になります。

また、その他の変更点は、混合型のpastel.bsがなくなったことです。四角形、円形のブラシが単体で残るので、添付されるスクリプトは2種類だけとなります。あとは、混色できるようになったことで、通常のブラシのようにベタな塗り重ねが不可能になったことに留意してください。

ちなみに、下の画像はサンプル代わりに描いたイラストです。変な顔なのはともかく、ブラシをとっかえひっかえしなくても、とりあえず描けました。落書き用途には丁度いいかもしれません。

最後に、ダウンロードは以下のリンクです。

pastel_v02.zip

2018年5月24日木曜日

mdiapp+ SEが起動するタイミングでファイルを開く方法。

mdiapp+ SEのショートカットにファイルをドラッグドロップしても、ファイルは開かず。毎回、少し面倒くさいと思っていました。何か方法がないかと思って調べてみたら、普通に起動オプションで指定できるようです。以下のページに記載がありました。Steamの開発者向け?のページのようです。

ひとまず、ショートカットの代わりにバッチファイルを作りました。内容は、以下のようなものです。

"インストールしたドライブ(例えば"C"とか):\Program Files (x86)\Steam\Steam.exe" -applaunch 403030 %1

"-applaunch"の後にアプリIDが来るのですが、こちらを参照されるといいでしょう。他の起動(のみ?)できる方法があるようです。%1は、ドラッグドロップしたファイル名が展開されます。

ちなみに、"-silent"をくっつけると、起動する度に出現するダイアログが表示されなくなります。気になる方は、試してみてください。

追記(1): Win10では、「プログラムから開く」でバッチファイルに関連付けすることもできるようです。

追記(2): "-silent"は、Steam.exeを終了させた状態で有効なオプションらしいので、あまり意味はないようです。すみません。

2018年4月27日金曜日

水面下でページを増やしていました。

今回は、水面下でページを増やしていたお知らせです。サウンドフォントと適当なメモ集のリンクを追加しました。ブログ上部のリンクバーです。

サウンドフォントは、過去に公開していたものを統合しました。管理上の都合です。

適当なメモ集は、読み物の皮を被った私的な備忘録です。ブラシスクリプトのことをちょろっとしか書いていませんが、誰かの参考資料程度になればと。書きかけなので、気が向いたときに増えているかもしれません。

2018年3月10日土曜日

桜の花ブラシを作りました。

春が近いので、mdiapp+、コミラボ+、FireAlpaca、MedibangPaint向けの桜の花ブラシを作りました。桜の花といっても、参考にした自前の写真がソメイヨシノ以外の品種なので、おしべやめしべが割とワイルドです。そして、線が太くて、形がいびつなので、やはりワイルドかもしれません。ふと思い出したように使うのが丁度よさそうです。

ひとまず、ブラシ自体は、白黒で描いたものをベースに、薄いグレーで花びらを着色したものが3種類、ぼかしつきの縁取り版の計5種類です。サイズは、小さめの450ピクセル前後です。アンチエイリアスつきです。あまり高解像度には向きませんが、漫画原稿用に使えなくはないと思います。

また、これはマルチブラシなので、数種類のイラストが描画されます。以下の画像を、サンプルとして上げておきます。

最後に、ダウンロードは以下のリンクからです。

cherry_blossom.zip

2018年2月25日日曜日

パステル風ブラシを更新、バージョン0.12。

パステル風ブラシを更新しました。主な変更点は、粗さのパラメータの値を変更したことです。あまり見た目の変化がないので、点のサイズの差が大きくなるようにしました。ダウンロードは、以下のリンクからです。

pastel_v012.zip

2018年2月22日木曜日

パステル風ブラシ、新しく追加しました。

ふいに来る寒い日で鼻水が垂れそうですが、パステル風ブラシを新しく追加しました。紙の上で描いた感じをイメージして作っていましたが、小さい円だけで描画しているだけなので、再現性が乏しいです。まあ、お遊びで作ってみたものということで。

ひとまず、細めして描いたほうがマシかもしれません。何となくチョークっぽくはなるでしょう。形を平たくして、角度つけてもいいかもしれません。ぼかしたいときは、ここで公開している水彩ブラシのブリストルで、散らしてもいいかもしれません。

また、描画が比較的多いので、ブラシ幅が大きかったり、間隔が狭かったりすると、重くなります。変化も微妙です。そもそも、違うブラシを探したほうが手っ取り早いですが。

最後に、ダウンロードは以下のリンクからです。

pastel_v011.zip

追記: ブラシ自体は、四角形と円形のセットです。四角形と円形の混合型及び、それぞれにブラシ幅の筆圧設定を追加したもの、合計3種類です。

2018年2月9日金曜日

ブラシスクリプトの埋め尽くしを解消する一例。

今回は、ブラシスクリプトのデバッグについてです。デバッグ時に、最終的な確認として、ソフトウェアにブラシ登録して、試し書きします。ここまではいいのですが、私はその都度の確認で、前述のことを繰り返すので、同じようなブラシで埋め尽くされます。

このブラシ登録の重複を避けるために、最近はデバッグ用のスクリプトを生成して、そのスクリプトを登録しています。生成用のバッチは、以下の通りです。

@echo off
echo dofile([[%1]]) > "%~n1_debug.bs"

生成用のバッチは、ファイルパスから読み込んで実行するLuaスクリプトを吐くだけです。実際使う場合は、まずは内容をコピペして、batファイルとして保存してください。あとは保存したbatファイルに、デバッグしたいスクリプトをドラッグドロップするだけです。まあ、ファイルパスを渡せれば、何でもいいですが。

このスクリプトのメリットは、ファイルを移動させない限り、ある意味リアルタイムで更新された状態になるということです。手元にファイルを置いて変更できます。ショートカットのようなものでしょうかね。

ただし、絶対パスしか使えないので、ファイルを移動させた場合などは、その都度新しく作る必要があります。また、ある程度デバッグが終わったら、スクリプトは削除してください。私はそれすらさぼるので、この記事自体が意味ないかもしれないですが。

追記: 生成用のバッチは、半角スペースを含まないファイルパスしか使えません。

2018/02/12: バッチの内容を修正しました。">>"から、">"に。

2018年1月17日水曜日

塗りつぶしペン(fill.bs)の更新、バージョン0.31になりました。

塗りつぶしペン(fill.bs)を更新しました。今回は、数日前に更新したバージョン0.3の修正が主です。ちなみにバージョン0.3では、背景色を使用するfill_bg.bsと扇状に塗るだけのfill_fan.bs、ハーフトーン表示対策用のredraw.bsを追加しました。

ひとまず、今回の変更点3つを挙げていきます。一つ目は、fill_bg.bsの修正についてです。前バージョンでは、線を描画しない状態でも描画されていました。これは、私が条件分岐を入れるのを忘れていたからです。

二つ目は、基点を無視して描画するパラメータを、fill_fan.bs以外のfill.bsとfill_bg.bsにも追加したことです。このパラメータのデメリットは、ブラシを再選択したときに保存された設定に惑わされる点だと思います。基点を設定したのに効かないことにイラつくかもしれません。チェックを外せばいいだけですが、現時点では良い案が思いつきません。これさえクリアできれば、メリットになると思うんですがね。

そして最後の三つ目は、fill_fan.bsに新しくパラメータを追加したことです。新しいパラメータは、指定の間隔になるまでの距離を設定することができます。それまでの距離内は狭い間隔になるので、大きなブラシ幅でも小さな範囲を塗ることが容易くなるでしょう。ただし、それなりにです。

また、fill_fan.bsは間隔が狭いと描画回数が増えるので、比較的重くなるようです。間隔自体は、ブラシ幅を変更することで調整できます。たとえば解像度が600dpiくらいでしたら、100~400ピクセル前後がおすすめかもしれません。逆に大きくしすぎても、間隔が広すぎて塗りにくい上に、負荷も増える場合があります。

さて、記事の終わりとなりますが、ダウンロードは以下のリンクです。

fill_v031.zip

2018年1月15日月曜日

カスタム筆圧ブラシ(customPressure.bs)の更新、バージョン0.2になりました。

カスタム筆圧ブラシ(customPressure.bs)を更新しました。今回の主な変更点は、筆圧の調整部分です。他は、フラットなブラシを追加したことでしょうか。フラットなブラシは、楕円と四角の2種類です。

筆圧の調整部分は、以前より簡便にブラシ幅が設定できるようにしました。透明度部分も多少変更してありますが、パラメータ自体は以前と同じなので説明は割愛させて頂きます。ブラシ幅の設定は、画像を用いて説明します。

まず、描画間隔の代わりに、新しく線の入りが設定できるようになりました。その為、描画間隔は固定になります。パラメータでは、徐々にブラシ幅が大きくなる距離が設定できます。スタート時の幅は、ブラシコントロール上にある最小幅バーで決まるので、細かいことはできません。線の抜きは、筆圧で表現してください。

次に、調整の肝かもしれない、サイズ_p最小(size_pMin)とサイズ_p最大(size_pMax)についてです。ちなみに、反転させた筆圧値で設定もできます。筆圧は反転させるには、サイズ_rev.p(size_rev.p)をチェックしてください。この場だけ便宜上、反転させた場合をサイズ_rev.p最小(size_rev.pMin)とサイズ_rev.p最大(size_rev.pMax)とします。

サイズ_p最小(size_pMin)とサイズ_p最大(size_pMax)は、基本的にブラシコントロール上にある最小幅バーで設定した値を境にします。筆圧を反転させない場合は、パラメータ名の通りと思われる設定になります。逆の場合、筆圧を反転させた場合は、幅の最小と最大が入れ替わります。

サイズ_rev.p最大(size_rev.pMax)は、ふっと力を抜いたときの幅が小さくなるように設定します。サイズ_rev.p最小(size_rev.pMin)は、最小と最大の中間を設定する感じというのでしょうか。以前の機能を維持しようとしたら、こうなりました。ただ、反転させて元に戻った筆圧値を弄って追加しているだけなので、微妙ですね。

そして、大まかな筆圧の調整は、サイズ_p(size_p)というパラメータです。どちらの場合でも共通です。線の入りも同じです。反転しようとしまいが、線の開始部分が変化します。

最後に、ダウンロードは以下のリンクからですが、実はラフブラシもこっそりと更新していました。大分前ですが。ラフブラシは、パラメータを日本語にしたい人だけダウンロードすればいいと思います。